- 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。
- 今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの構築が重要です。
- 人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部、75歳以上人口の増加は緩やかだが人口は減少する町村部等、高齢化の進展状況には大きな地域差が生じています。
地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要です。
「生活支援体制整備事業」を進めるために「協議体」と、「生活支援コーディネーター」という推進役が作られました。
協議体は犬山市全域を対象にした1層協議体と、日常生活圏域を対象にした2層協議体があります。(下図参照)
2層協議体は「協議会」ではありません。そのため会長や書記などの役職はなく、上下関係の組織でもありません。司会者もリーダーもいません。
かしこまった会議ではなく、イメージとしては茶話会や、井戸端会議のように、ワイワイガヤガヤと話し合い、地域情報や社会資源の情報を集める場です。
その中で、地域特有の課題を見つけ出し、自分達のできる範囲で解決するためのアイデアを出し合う、いわば地域課題解決に向けたブレーン機能であると言うことができます。
協議体のメンバーは地域住民であれば誰でも参加OKです。
メンバー自身が話題を持ち寄り、場の雰囲気作りを一緒におこなっていきましょう。
「生活支援体制整備事業」を進めるために「協議体」と、「生活支援コーディネーター」という推進役が作られました。
生活支援コーディネーターは「支え合い推進員」とも呼ばれ、人と人、人と地域、人と情報等を結びつける“調整役”です。
あくまで調整役であり、リーダーや責任者ではありません。
生活支援コーディネーターは「ネットワーク」と「フットワーク」が命です。
「つなぐ」を繰り返すことで、顔が見える関係、知り合いが増え、ネットワークができてきます。
「情報」をもとに足で稼ぐ(フットワーク)ことで、活動範囲を広げることができます。
ぜひ、地域の情報や地域の課題を生活支援コーディネーターにお聞かせください。